トラ男の何かになるためのブログ

電脳の海に生きた証を残したり残さなかったりしていく

シン・エヴァンゲリオンを見に行った話をネタバレ込みで話したりするの巻

約一年ぶりにブログを書くことにした

PCを起動するのも久しぶりだしキーボードをたたくのも久しぶりだ

前回の日記から、世の中も俺自身にも色々なことがあって、俺としては辛いこともあったけど個人的には気持ちを整える時間が生まれて、ここ数年で一番いいメンタル状態かな!!なんて思ったりした時期もあったんだけど、それでもなんか体調だけは妙に悪かったりしてグジャグジャして色々あって……って話はまぁ、今回はいいや

とりあえず、公式からもシン・エヴァンゲリオンのネタバレとかしてっていいよってアナウンスが出たので、俺もそれなりに書いてみようと思ったりしたのだった

世間では約25年越しの決着を迎えた人なんかもたくさんいるみたいだけど、俺は……ちゃんとエヴァを見たのはBS11が開局した初年かなんかのアニメの放送ラインナップに入ってたから見始めたから……14年ぐらいか

TVシリーズは一応全部見たけど旧劇場版に関しては見たら気持ちが下がることが見る前から十分わかっていたしだいたいの話はスパロボMXとかでも知っていたので見ないでいた

今後もたぶん見ることはないだろう

まぁそんなんでも新世紀エヴァンゲリオン2っていうゲームをやったりはしているので許してくれ

もともとは友人から借りたゲームだったけど、のちにPSPでリメイクされたのを自前で買って遊んだりしていた

使徒に勝つにはポジティブな感情でいることがよいことなので、周りにニコニコしたり手をつないだり抱きしめたり抱きしめられたりチューしたりしてAT(ゲームの中では、やる気、みたいなモンらしい)を上げていくのだけど、それをする過程で例えばシンジ君がマヤさんとか委員長とイチャイチャしたりしてて「こんなカップリングもありか!!」と俺のATも爆上がりした記憶があるのだ

 

まぁ、それはそれとして置いといて……

そんなんでTVシリーズ、ゲーム、そして序~Q(あとシン・ゴジラ?)を経て、ついに迎えたシン・エヴァンゲリオン

上映方法は通常・IMAX・4DXとあって、どの方式で見るか軽く悩んだけど今回は少しゼータクしてIMAXで見ることにした

4DXでガンガン座席揺らしてアトラクション的な楽しみをしてもよかったのだけれど、ただでさえ難解そうな内容なのに内容が頭に入ってこなさそうだったのでやめた

 

今回、なんとなく事前の予告映像だとか先行映像を見ないで行って、ネタバレに一応気をつけて映画館行くまでの日々を過ごし、当日はおトイレにマメに行っておくこと(あと水分を取り過ぎないこと)を気をつけて上映に臨んだ

 

ここまで本編の話をしそうでなかなかしないでダラダラ書いてしまったけどそろそろ本編の話をしながら思ったこと・感じたことなんかを書いていこうと思う

 タイトルにも書いた通りこっからはネタバレになるので、まだ見てない奴は映画見に行った方がいいし、日記読むの飽きた奴はここで戻った方がいいよ

じゃあ、いいですね

 

 

 

 

 

 

冒頭は2019年に先行上映されたらしいパリ市街での戦いから始まる

冒頭映像、見ないようにしたと書いたけど実際は見ようと思ってたけど当時なんかバタバタしてて見逃しちゃったってのが正しい

あと、また少し待ってればちゃんと本編で見れるっしょ?ってのもあった(実際は二度も公開延期の目にあってしまうのだけど)

Q以降登場するメカ類もゲテモノ度合いが急上昇してしまって、得体の知れないモノになってしまっている

ドローンみたいな形した44A、発電機に足が生えた44B、何が何やらな4444Cと変なのが次から次へと出てくる

ちなみに44AはウルトラマンタロウのZATメカのコンドル1号に似ていると思うんだけど、お前どう?

 

パリでの戦いは終わって場面はシンジ達に移り非常にどんよりした音楽とともにタイトルやメインスタッフのテロップ

あっちにフラフラ、こっちにフラフラしたのちにクルマが迎えに来て……

そして始まる、村パート

まぁハッキリ書いちゃうとトウジやケンスケや委員長が生きててトウジは委員長と出来ててケンスケもメッチャいい男になっててシンジ君も見てる我々も年の差やギャップやらにグエーってなってグチャグチャになっちゃって

そんでアヤナミレイ(仮)はQの頃は精神がマグロだったはずなのに急にあれは何?これは何?と世間に関心持ちだしてどうしたの可愛いねって感じだし

トウジと委員長が結ばれるのは、まぁ当たり前なこととして、アスカの面倒をケンスケが見てるってのは一部の人にはかなり動揺があったみたいなんだけど俺は……なんだか普通にスッと見れちゃったんだよね

このカップリングも以前からなかったっけ?なんて思ったけどそれが公式のものなのか二次創作のものなのかが曖昧だ

 

そんなんで第3村での生活はこれまでのエヴァンゲリオンのお話から打って変わって穏やかな日常風景が描かれて、それぞれの暮らしが映し出されていくのだが、どーにも後々この日常もひどくぶっ壊れてしまうのではないかと変に警戒してしまって集中して見れなかった

シンジ君は前作のラストから精神状態引きずっててボロボロでパンフ読むと(緒方さん曰く)失語症になったって書いてあって見た目以上に相当深刻な状況になっていてマジかよと思ったりして、レイが飴、アスカが鞭の役割をしてなんやかんやでシンジ君は日常生活に復帰

ボロボロになっているシンジに対して常に分析めいた言葉を突き付けるアスカは見ててキツかったけれども優しさを知らないから厳しくするしか方法がないってのもこれまで見てきてるから理解できてしまうんだよなぁ

Qでシンジがレイに甲斐甲斐しくしてたのがシン・で逆転するのも面白い

それなりに気持ちを切り替えることが出来たシンジは主人公なのでそれ以降は割と健やかになっていくのだけど、ここでケンスケがシンジに釣りをさせて(役割を与える)、結果がどうであれ褒めて励ますというメンタルケアのお手本みたいなことをしていてもはやそれはサバイバルの知識でもミリタリーの知識でもないはずなんだけれどどっからそういう方法を見つけたんだ

友情のなせる業なのか

 

こういうケアがあったからか?この後辛い別れがあっても自力で立ち直ることが出来たのかしら

んでここにきて(シンジとケンスケのドライブor視察)まさかの新キャラが登場したりして、そいつがなかなかに設定も要素も恵まれたものをもらってんだけど出演シーンはそれほどでもなくて、んでこれが最終作なため今後脹らましようがないというすごいもったいない奴がいるので、これだけは本当に……何かしらの媒体で活躍の場を作ってあげてほしいけれど何とかならないっすかね

 

まぁ村パートはシンジの復帰のためには欠かせないパートだけど、結局シンジの復帰のためだけのパートというか……ケンスケはそのあとも大きな役割を果たすことになるのだけどトウジとかはこれ以降は危機的状況を迎える一般市民の皆さんの扱いで出番が終わっちゃってすこーし残念だなーと思ったりした

エヴァQを経てまたこういうのどかな日常を見れたのはよかったけど、前述のとおりなんか悲惨な結末が待ってんじゃないかと気が気じゃなかったんだよー

 

村から舞台はヴンダーへと移り、12年越し(!)のマリとシンジのちゃんとした挨拶があったりしてよかったんだけど、ヴンダーのブリッジクルーが前作以上に役割が限定されているというか……今回で最後だっつーのに結局どういうパーソナリティなのかわからずじまいだったのはここも少し残念

TVシリーズじゃないし、今更他媒体でのスピンオフや外伝的なものでなんとかするような作品じゃないことはわかっているけど青葉や日向もちょっと声のいいオペレーターの一人で終わっちゃったのはさみしいなって気持ち

女性キャラは色々個性付けされてんのにね

 

青葉や日向はいいとして多摩ヒデキなんて本当に無味無臭というか……これもどこかで何かしらの補完が欲しいところです

 

そしてこの辺から説明っぽいセリフも増えてきた気がしたけど、リツコさんが「ここが~~ね」とか「これは~~ということね」とかポツポツ言うけどその内容が全然意味がわからないという事態に

セリフベースでヴィレの成り立ちとか言ってたりするけど急に大事なこと言うからついていけねーよってなってしまった

この後のゲンドウの独白がラフでありながらもビジュアルでもゲンドウの歴史を見せていたのだから、数枚の止め絵とかでなんとかならなかったのかしらって思うところはあるけど、それをやっちゃうと凡庸な映像になってしまうのかな

 

そんなこんなで決死の最終作戦が始まり前哨戦は冬月副指令が駆るヴンダーの同型艦との艦隊戦!ガーゴイル!!

で、ギターがワカチコいってるご機嫌なBGMが聞こえるので、てっきりマイティジャックとかの劇伴かなと思ったら惑星大戦争のテーマ!

はぇ~~~まぁここに関しては監督がこのシーンはこの曲使うとカッコイイよな~ぐらいの理由で使ってんだろうしそういうことをする庵野監督が好きなので良し

 

作戦は概ね成功も損害多しみたいな結果で大逆転のためにシンジが初号機に乗るってことで、ちょっとベタなやりとりがあってベタに決着ついてベタに真の最終決戦に臨む……っていう、庵野監督って変わったことしようとする割には結局ベタな展開好きだよねっていうのを改めて考えさせられたりした

見る側にしてもなんだかんだベタなのが好きだったりするのだ

 

そして父子での対決というこれまたベタなんだけどベタ過ぎて誰もエヴァでは想像しなかった(かどうかは知らんが)対決が始まり、おぉっ!と思ったけどここでまた監督の趣味が全開していてとてもよかった

様々なビルが立ち並ぶ第3新東京市街?だけどビル群がミニチュア模型扱いのためちょっとEVAがぶつかっただけでポコポコ動いたり、ぶっ飛ばされたと思ったらホリゾントの幕にぶつかりセットの壁をぶち破ってどーたらこーたらとここにきて何見せられてんだ状態に(好きだけど)

散々やりあった挙句「暴力では解決しない」なんてメフィラス星人みたいなこというゲンドウも熱い!(何が?)

色々やって結局心の内を明かす舞台は電車の中というところに懐かしさというか……安心感みたいなのを感じてみたりして、前述のとおりゲンドウの独白が始まる

旧劇場版は見てないからハッキリと断言はしにくいけど、今作が一番ゲンドウは自分のこと、シンジのことを喋ってんじゃないのかってぐらいよく喋る

まぁ最後だし

動機は旧シリーズと大して変わりはないとはいえ、ゲンドウの決着のつけ方はこれまでと大きく異なる

 

ゲンドウを見届けた後、さらに色々な物事に決着をつけるためシンジは動く

ここからはお話がどうこうってより作り手と観客がエヴァンゲリオンを卒業式をやり遂げていくっていうような感じがした

諸々に決着つけて自分自身にも決着をつけよう……としてたと思われるシンジを迎えに来たのは……

 

まぁこれでそのあとの展開でマジかって声も多く見たけど、俺は全然アリアリのアリ

シンジ君はいい子なのでどんな組み合わせも……提示されれば成程ねと受け入れられちゃう何かがある

ここに来てなんで(散々ネタバレ書いといて)濁すんだってのは、ここまで書くのはちょっと野暮かなとか思ったりしたから

 

結局感想っつーかおさらいみたいな文章になってしまってる感あるし、小6の時に一番最初に書いた読書感想文と変わりがないんじゃないか(これも物語のおさらいみたいな作文になってしまったので当時の親の彼氏の指示のもと大幅に添削し心にもないような感想ばかりの感想文になった)

まぁ、いいか!

俺個人としてのお話のおさらいとして読みたいし

 

5000字近く書いてみたわけだけど、書いてる途中にここどうだったっけと調べたり他の人の感想読んじゃったりしながら書いたので純度100%俺の感想ってわけではなく若干他人の手垢もついた感想になってしまっているかもしれない

まぁこれで長編映画もしくはTVシリーズとしてのエヴァはもう見れなくなるかもだけど、また何かしらで、何かしらのエヴァが見られればいいなと思うし、それとは別に庵野秀明監督の最新作ってのも見たい

まずはシン・ウルトラマンかな!

体や心が健康なうちはもっともっと多くの作品を世の中に残してほしいと思っています

俺もベタな綴り方を取りますが、本当にお疲れさまでした

そして、ありがとうございました